「俺ちょっと電話してくるわ」 「あ、はい」 斉藤先輩はベランダに出て行った。 「…あの、美亜ちゃんは野田君と仲良いの?」 「えっ?」 突然の質問に、少し驚いた。 「…さぁ、どうなんでしょうか……」 「あのね、野田君が女の子と喋るとことか 見たことないの、だから…凄く不思議で…」 野田先輩、本当に女子とあんま喋らないんだー… 「よく喋るの?」 「…うーん、喋り…ます。」 「やっぱりなー… 野田君、美亜ちゃんのこと好きなんじゃないかな」 …えっ!?