「まだ麻酔切れてなくて起きたら呼んでくれるらしいから、美亜も座って待っとけばいいよ。」 「あ、そうなんですか…」 まだ、起きてないんだ… 早く、会いたいな… 「あの、先輩…」 「ん?」 「野田先輩…記憶とか、飛んでないですよね…? もし、飛んでたら…」 私のこと、忘れちゃってたら… 「ああ、それは大丈夫。 あいつが美亜のこと忘れるってことはまずないから」 ……… 「そう、ですか…」