涙が、視界いっぱいに広がった。 「大丈夫だよ、一輝は。 …落ち着いたら2階の207号室。分かった?」 私は泣きすぎて返事ができず 変わりに、二回頷いた。 「じゃっ、早めに来いよ。」 野田先輩は病室へ運ばれ 斉藤先輩と宮崎さんも 一緒に、野田先輩の病室へ行った。