スピードを緩めてくれた先生がくねくねと自転車をこぎながら、叫ぶ。



「なおーーーーー!俺はーーーお前を愛してるーーーー!!!」




森の中からひょっこり顔を出したポニーが、

照れてる私の顔を見た。




「せんせーーー!!愛してるーーー!!」




私達は

バカップル?




教師と生徒として


我慢する恋愛をしてきた私と先生は、


何かを発散するかのように大声で叫んだ。





あの時、言えなかった言葉。


あの頃、伝えることのできなかった気持ち。




抑えて、我慢して、耐えた分…


今は堂々と気持ちをぶつけ合うことができる。