少し寝坊したにわとりの朝の挨拶。 動き始めた牛の鳴き声。 「直、やっと2人で旅行実現したなぁ。待たせたな。」 先生は、右手で私の肩を抱き、左手で砂を触る。 私も真似して、右手を砂に埋めた。 朝日を浴びた白い砂が程よい温度で心地いい。 先生が持ち上げた砂が風に乗り、舞い上がる。 「先生、私も幸せ。」 先生は、砂のついた手で私の頬に触れた。 「よく我慢したな。いっぱい泣かせてごめんな…」 もう一度キス。 先生のキスと波のリズムが重なって、 幸せに包まれる。