「な~に思い出してんの?直、辛い顔してる!!」 先生の甘えたような声で現実に戻る。 先生は裸足になった足で、私のビーチサンダルを脱がす。 いつの間にか、太陽はジリジリと私達を斜め上から照らしていた。 木の影に逃げたヤドカリ達は自分の家の中に顔を隠して昼寝中。 「誰も来ないね~!みんな海水浴できる向こうの海に行ってるのかな?」 見渡す限り、誰もいない。 2人きり。 ザブーン ザブーン 空の青はさっきよりも濃く、深いブルーへと変わって行く。