島に戻った私達は、違和感に気付く。 「体、重くね?」 先生の言う通り、体が重い。 「海の中にいたからか~!」 すぐに先生が回答をくれる。 あまりの疲れで私も先生も歩くのが遅かった。 でも、ここではそれくらいのスピードがちょうどいい。 のんびりと歩いた。 手を繋ぎ、目的地を決めずに歩いた。 すると、2人の目に丘が見えた。 こんもりとした丘の上に、大きな木が立っていた。 「あそこで昼寝しよっか。」 「膝まくらしたい…」