直の俺だから…

なんて、言わせてごめん。



ごめんね。





先生は私のモノじゃないのに・・・


独り占めしたくなってしまう。





「不安にさせてごめん・・・直、元気出して。」



先生が強く私を抱きしめた。




部屋の電気は消したまま。





お互いに謝りながら、何度もキスをした。





部屋は、まだ昼間の海辺の匂いが残っていた。