お願い。
断って。
先生・・・
「ん~・・・ 直、シャワー浴びて来いよ。」
一瞬のうちに瞳の中が涙でいっぱいになった。
気付いて、先生。
さっき、シャワー浴びたから、別にもういいもん。
それよりももっと大事な守るべきものがある。
「彼氏借りるね。ごめんね!」
雅子さんが立ち上がる。
そして、
先生が立ち上がる。
どこ行くの?
泣き虫でやきもち焼きな直がここにいるのに
先生は、どこかへ行くの?
「ツバルの未来について語ってるから、シャワー浴びてこい。部屋の鍵閉めろよ~!」
先生の方を見ない私に向かって先生が笑いかけた。
私の瞳に溢れる涙にも気付かない。

