白いジャージ2 ~先生と青い空~



雅子さんは相変わらず、お酒を飲んでいた。


時々感じる視線に、気付かないフリをした。



オレンジと緑の派手なワンピースと、雅子さんの横顔が目に焼きついた。




「10時になったら、お湯止まるよ。シャワー行ってきたら?」



雅子さんが立ち上がり、未成年の4人に声をかけた。





嫌だ。


ここを離れない。


先生のそばを離れるなんて嫌だ。





「新垣さん、ちょっと話しません?」




なかなか席を立たない私達をチラっと見て、雅子さんは大胆に先生を誘った。