白いジャージ2 ~先生と青い空~




見ないで、

雅子さん。




頬杖ついて、少し微笑みながら

先生を見るのを…やめて。



何でも知ってるかのように

余裕な顔して、

こっちを見ないで。


先生は私のものだから。


先生を見ないで。




「今は、卒業したから。当時は結構辛かったな。俺もだけど、特にこいつがぁ…」



そう言って、先生は私の頭を強引に引き寄せた。

それを見て、3人はまた喜んだ。




「実は私、今学校の先生が好きなんです。」



咲希ちゃんの一言で、先生は完全に私達のグループの会話に入って来てくれた。



雅子さんは、1人でただお酒を飲んでいた。