ザザーーーーー ザザーーーーー 太陽は、さっきまで雲に囲まれていたのが嘘のように 孤独に輝いていた。 太陽の眩しさに、雨雲は逃げ出したんだろう。 直、 お前は俺の太陽だ。 いつもいつも 俺はお前に救われる。 お前の『大丈夫!』に支えられてるんだ。 「なーおーーー!!こっち来いよぉ…」 まだ貝殻集めに夢中な直を呼ぶ。 俺の声よりも 今は、珍しい貝殻がいいらしい。 「せんせーーーー!!!見て!!」 砂を巻き上げながら俺に向かって走ってくる直。