全て―――視界が全て白い光に包まれた。 自分も、 振り下ろした大剣も、 ジェイドの姿も、 全て――‥‥ ふわふわと、光の中を漂っていた気がする。 それが少しの間だったのか、 永く遠い時だったのかは分からない。 ストークは、 ゆっくりと瞼のシャッターを持ち上げた。