あたし、高野麻子は彼氏がいない。


中学生の頃は好きになった人と毎日幸せに愛し合っていた。




あの男に会うまでは――――・・・




~・~・~・~・~・~・~・~


2年前・・・


「ねぇ、麻子今日行きたいとこある?」

「えー、あたしは雅人と一緒ならいいよぉ。」


「じゃっ、俺んち来る??」

「うん、行くッ!!」



あたしたちは雅人のうちに行った。

あたしと雅人の事はあたしの親、そして雅人の親ともども知ってるから

親同士も仲いいみたい。


「こんにちわ~~~。」


「あら、麻子ちゃんいらっしゃい!!」


「おばさんこんにちわ♪」


「お邪魔しますッ。」