一瞬目が合い 互いに気づかず目を逸らした後、 大きくなった目で互いを見つめた 驚いた 本当に本当に本当に 「よっ」 そう言って後部座席に行った矢田君は 途中で戻ってきて隣に座った 嘘みたい 矢田くんと同じバスに乗るなんて 矢田くんに会えるなんて‥ 矢田君とは あの電話以来話してなかった