西原は、驚かずに聞いてくれたね


私を一言も責めなかった



ただ心配そうに話を聞いてくれて、

受け止めてくれるように時々頷いてた




「自分の気持ち、きちんと話した方が良いよ」


そう言った西原は

「ごめん」って


私に謝ってた




西原のせいじゃないよ

私が選んできた事だったんだ


全て私の責任




なのに私、何も言えなかった


西原の顔すら見る事が出来なかった