考えないようにしていた事が

現実になった瞬間だった




咄嗟に視線が西原に向かった


それが反動になったかのように、私は部屋から飛び出した




いきなりすぎて、何がなんだかわからなかった



自分の気持ちも

何故キスをしたのかも


わからないまま私は泣いてた



泣いて泣いて

もがいてた