何を言い合ったのか、覚えてない


たぶん、筋の通った言葉ではなかったと思う



ただ、心の中にあった思いをぶつけてた


互いの思いを当たり散らし、

互いを傷つけ合い、


傍から見たら酷かったと思う



だけど、今思うと

それを出来たのは西原だったから


西原だったからなんだ







「だったら付き合えば良いのか!?」


その言葉に、私はズキッとした



そんなふうに久美を想ってほしくない


そんなふうに私は思ってない



私は

何を言いたいのか

何を思ってるのか


自分で自分がわからなかった