love letter




高校生活、最後の2月

もうすぐ卒業式



その頃になると、好きな人に告白する人が増えてた



その中に、私の友達も居た



「西原の事が好き」



そう言った久美は、とても輝いて見えた


とても真っ直ぐで大きな気持ち



私には無いものだった




「頑張れ!」


そう言う友達の中にいる私


私は、何も言えなかった




友達が好きな彼と関係を持ってる私は

汚い



何も知らずにいる久美に本当の事を言わない私は

卑怯




最低だ、私








告白をしている久美

告白を受けてる西原



二人の存在を

離れた場所で感じていた