love letter




「何もないなら、別に良いんだけど‥」


典子の言葉が気になり

私は恐れながら口を開いた


「えっ、何かあったの?」


「うん‥。昨日ね、隣のクラスの女子が西原に聞いてたから」




え‥?

西原に、何を‥?



確信が近づきそうで、怖くなる



「いや、たぶん、悪ふざけだったんだろうけど」


言い難そうに典子が言葉を続けた



「女子が黒板にね、変な事を書いてたの」



心臓が大きく波打つ



「セックスフレンドって‥」