「西原って凄いね」 「俺はあなたの方が凄いと思うけど」 「え?」 「ここまで出来ないって、凄いよ」 この~~~ 人を馬鹿にして~ 放課後 頬を膨らませた私の隣で 西原はスラスラとパソコンの処理をしてた 私は、高校から知り合った男子のこと 『くん』付けで呼んでた だけど何故か 西原のことだけは呼び捨てだった それに 西原は私を 『あなた』とか『あんた』って呼んでた 距離がつかめない関係だった