「おいで?」



私の手を引いた矢田くんは


膝の上に私を座らせて抱き締めてくれた





幸せだった


幸せだったよ



ずっとずっと

こんなふうに過ごせると思った



二人の想いが重なってること


それは奇跡だって




私は忘れていたね