演奏会が始まる 辺りにはたくさん人がいるのに 薄暗い照明がよけいに私をドキドキさせた 演奏を聴きに来たのに 全然集中出来ない 何の曲が演奏されてたのか 今でも全く思い出せない 休憩時間 席を立たずに座ってた時 私が矢田くんを何か茶化した拍子に 矢田くんが私の首を後ろから掴んだ くすぐったい ドキドキする 首を縮めた私に矢田くんが言った 「やっ、ごめんなさい!!」 「嫌? これも愛情の裏返しだからね?」 意地悪な矢田くんの言葉と手に 凄くドキドキした