love letter





「ごめんね、振り回しちゃって」


「いいよ」





最後のお店にも、私が気に入るものはなかった



二人でそのまま歩き続けて


これからどうしよう……

帰るのかな……?


と思ってると、矢田くんが口を開いた




「ちょっと休んでく?」



そこは

演奏会でよく使っている会館だった



私は頷き

矢田くんと一緒に入った