復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜

「マリはいい女だったよ。顔もまあまあだし、生でやらせてくれたから。向こうからメルアドきいてきたときは、ラッキーと思ったね。
愛華はゴムつけないとやらせてくれなかったけど、スタイル抜群で、読者モデルやってたからそこそこ自慢になったし」

軽快におしゃべりをする零は、そこら辺にいるチャラチャラした男子たちとなんの変わりもなかった。

どうしてもっと早く気づかなかったんだろう。

浮気をしていたし、恋人が死んですぐに他の人に好きだという男なんて、まともな人間のわけがない。

零が好きで、舞い上がっていた奈々子はちっとも気づかなかったのだ。

胸が引き裂かれるように痛く、奈々子は両手で顔をおおい、泣いた。

「まあ、愛華もマリとも面倒くさくなってきたから、別れるつもりだったんだけど。
まさか本気でおれと付き合えると思ってたの? 谷田さんレベルじゃ無理ってわからないかなぁ」

追い討ちをかけるように零が言ってくる。
奈々子は耳に雪崩れこんでくる言葉の数々に耐えられず、耳をおさえた。