連絡もなしに、こんな時間まで帰らないので、心配しているのだろう。
心配しないで、というメールを送ろうかと思ったが、
「やばい、十二時までに屋上に行かないといけないのに……。タクシーで行こう。すぐに仕度して」
零が慌てて服を着だしたので、奈々子はそのまま電源を切って、バッグに戻した。
零が呼んだタクシーに乗り、夢ヶ丘高校前でおろしてもらった。
奈々子と零は小雨がふるなか、校舎を見あげる。
太陽の下で見るいつもの校舎とは違い、不気味だった。
「まずは、校門を乗りこえないとな……」
零は校門をよじのぼり、ひょいっと身軽に向こう側へ移動した。
奈々子は零に手伝ってもらい、なんとか校門を越えることができた。
心配しないで、というメールを送ろうかと思ったが、
「やばい、十二時までに屋上に行かないといけないのに……。タクシーで行こう。すぐに仕度して」
零が慌てて服を着だしたので、奈々子はそのまま電源を切って、バッグに戻した。
零が呼んだタクシーに乗り、夢ヶ丘高校前でおろしてもらった。
奈々子と零は小雨がふるなか、校舎を見あげる。
太陽の下で見るいつもの校舎とは違い、不気味だった。
「まずは、校門を乗りこえないとな……」
零は校門をよじのぼり、ひょいっと身軽に向こう側へ移動した。
奈々子は零に手伝ってもらい、なんとか校門を越えることができた。

