復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜

駅につき、お互いの電車が来るまで、ベンチに座って話をすることにした。

「奈々子ちゃん、彼氏いるの?」

「いないよ。生まれてから一度も」

奈々子は、笑いながら自虐的に答えた。

えーっ、とマリがおどろいた顔をする。

「そうなのー。奈々子ちゃん、かわいいのにぃ」

「あはは、かわいくなんかないよ」

苦笑いしながら、否定すると、マリが首をふった。

「かわいいよー。すっぴんなのに、肌がキレイでうらやましいなぁ」

そんなこと初めて言われたので、奈々子は顔が熱くなった。