復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜

「ふざけんじゃないわよ! そしたら、あたしがどうなるか、あんたわからないの!?」

「最初から隠すべきじゃなかったのよ! そしたら、誰も死ぬことはなかったのに……。みんな愛華が怖くて逆らえなかっただけなんだから!」

愛華と亜美の激しいやり取りを、クラスメイトたちが困惑した表情で見ている。

このままじゃまずい、と奈々子は二人の間に割って入った。

「ふ、二人とも落ちついて。ねっ、亜美ちゃん。愛華ちゃんの気持ちもわかってあげようよ」

奈々子はひきつる口のはしを無理やりあげて、二人に微笑みかけた。
亜美が、はっと呆れたように笑う。

「もう愛華なんてかばう必要ないんだよ。谷ちゃんは利用されていただけなんだから」

――利用? 

奈々子はわけがわからず、言葉につまった。