復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜

「あの、千尋ちゃん、ありがとう」

「いいのよ。なんか、スッキリしたし」

千尋は、ポテトを一本食べながら笑った。

「でも、これからケータイの電源を切ってたら、連絡とれなくなっちゃうよね。命にはかえられないけど」

奈々子は苦笑いをしながら、なにげなく言った。

「ああ、それならわたしのプロフにきてくれればいいよ。パソコンからゲスブに書きこめるし」

プロフとはケータイで作れるプロフィールのことだ。奈々子は、それを作ったことがなかった。

「千尋ちゃんのプロフって、どうやって検索すればいいの?」

「わたしが検索してあげるから、ケータイ貸して」

千尋は塩のついた指先を差し出してきた。