「で、でも二人も死んでるんだよ?」と亜美が泣きそうな声で反論する。
「じゃあさ、本当なら証拠のメール見せてよ」
愛華は指先についた塩を落とし、キッと奈々子を見てきた。
「理奈ちゃんのメールはすぐに消えちゃったの。多分さえちゃんのもそうだと思う」
「メールが勝手に消えるなんてずいぶんと都合がいいよねー」
愛華が小バカにした口調で言ってきたので、奈々子の顔は熱くなった。
――愛華たちの命が危ないから、こうやって話をしているというのに。
どうしてわかってくれないんだろう。
「わたしは谷ちゃんの話を信じてる」
おもむろに千尋が携帯電話を取り出した。
「だから、ケータイの電源も切ってるの。こうすればマリからメールはこないし。
……愛華ちゃんも本当は怖いんでしょ?」
「なっ、なによ、急に!」
愛華は目に見えて動揺していた。
「じゃあさ、本当なら証拠のメール見せてよ」
愛華は指先についた塩を落とし、キッと奈々子を見てきた。
「理奈ちゃんのメールはすぐに消えちゃったの。多分さえちゃんのもそうだと思う」
「メールが勝手に消えるなんてずいぶんと都合がいいよねー」
愛華が小バカにした口調で言ってきたので、奈々子の顔は熱くなった。
――愛華たちの命が危ないから、こうやって話をしているというのに。
どうしてわかってくれないんだろう。
「わたしは谷ちゃんの話を信じてる」
おもむろに千尋が携帯電話を取り出した。
「だから、ケータイの電源も切ってるの。こうすればマリからメールはこないし。
……愛華ちゃんも本当は怖いんでしょ?」
「なっ、なによ、急に!」
愛華は目に見えて動揺していた。

