「七つの大罪は、誰の心にでもあるものだって、マリちゃんは言っていた。
これはわたしの想像だけど、マリちゃんから送られてくる予言のようなメールには、心の中の欲望を強くする呪いのような力があるんじゃないかと思うの。結果、それが死を招いてしまう……」
「も、もしも」と亜美が震える声をあげた。
「それが本当の話だとしたら、どうしてマリはそんなメールを送ってくるの?」
奈々子はうつむいた。
「……マリちゃんは、あのとき、あの場所にいた人たちを順番に殺していくつもりだと思う。きっと怒っているんだよ。自分を殺して逃げた、わたしたちのことを……」
それが呪いの原動力に違いないと奈々子は確信していた。
千尋がそっとうなずいている。
亜美は頭を抱えて、うつむいた。
「呪い……マリの呪いなんだ……」
「はっ、バッカバカしい」
愛華は鼻で笑うと、ポテトをつかみ口に入れた。
「呪いなんて、この世にあるわけないじゃん」
これはわたしの想像だけど、マリちゃんから送られてくる予言のようなメールには、心の中の欲望を強くする呪いのような力があるんじゃないかと思うの。結果、それが死を招いてしまう……」
「も、もしも」と亜美が震える声をあげた。
「それが本当の話だとしたら、どうしてマリはそんなメールを送ってくるの?」
奈々子はうつむいた。
「……マリちゃんは、あのとき、あの場所にいた人たちを順番に殺していくつもりだと思う。きっと怒っているんだよ。自分を殺して逃げた、わたしたちのことを……」
それが呪いの原動力に違いないと奈々子は確信していた。
千尋がそっとうなずいている。
亜美は頭を抱えて、うつむいた。
「呪い……マリの呪いなんだ……」
「はっ、バッカバカしい」
愛華は鼻で笑うと、ポテトをつかみ口に入れた。
「呪いなんて、この世にあるわけないじゃん」

