「谷ちゃん、話を続けて……」
亜美がそう言ったので、奈々子は、通学カバンから数学のノートを取り出した。
「理奈ちゃんのメールには憤怒、さえちゃんのメールには暴食という言葉が一番最初にあった……」
七つの大罪が書かれたページをテーブルに広げた。
隣の千尋がのぞきこんでくる。
「これは、前にマリちゃんが書いた七つの大罪というもので、憤怒と暴食はこの中のひとつなの。そしてメールには、予言のような文章が書かれていた。
理奈ちゃんは、怒りが原因で交通事故にあって、さえちゃんは食べすぎが原因で死んでしまった……」
――沈黙がおとずれる。
「ポテト一皿になりま~す」
この席の空気とは、場違いなほど明るい声で店員が、パセリが添えられたポテトの皿を置いていった。
店員が去り、奈々子は話を続けた。
亜美がそう言ったので、奈々子は、通学カバンから数学のノートを取り出した。
「理奈ちゃんのメールには憤怒、さえちゃんのメールには暴食という言葉が一番最初にあった……」
七つの大罪が書かれたページをテーブルに広げた。
隣の千尋がのぞきこんでくる。
「これは、前にマリちゃんが書いた七つの大罪というもので、憤怒と暴食はこの中のひとつなの。そしてメールには、予言のような文章が書かれていた。
理奈ちゃんは、怒りが原因で交通事故にあって、さえちゃんは食べすぎが原因で死んでしまった……」
――沈黙がおとずれる。
「ポテト一皿になりま~す」
この席の空気とは、場違いなほど明るい声で店員が、パセリが添えられたポテトの皿を置いていった。
店員が去り、奈々子は話を続けた。

