復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜

「……で、話してもらいたいんだけど」

ドリンクバーにジュースを取りに行く暇も与えてくれず、ほほに手をついた愛華がきいてくる。

奈々子は勇気をふりしぼり、口を開いた。

「理奈ちゃんにも、さえちゃんにもメールがきてたの。マリちゃんから……」

はあっ、と愛華が不機嫌そうな声をあげる。

「あのさー、あたしらそんなウソ話をきくために、ここに来たわけじゃ――」

「待って!」と千尋がさえぎった。

「ちゃんと谷ちゃんの話をきいてあげてよ。自分たちがききたいって言ってたんじゃない」

千尋がいつになく真面目な顔をして言ったので、愛華は悔しそうに口をつぐんだ。