マーくんは寂しそうに笑った。 『そ…そういうわけじゃ……って…ほぼ最後まで見てたんだね…(笑)』 あたしが言うと、マーくんは何も言わずにただ頷いた。 『あたし…マーくんの事、大好きだった……。高校ん時からずっと…でm…』 あたしがでも…と言いかけた瞬間に、 『穂…乃嘉?』 夏津紀があたしに、かけよってきた。 『夏津紀…』 あたしが見上げると、 『誰?』 夏津紀はマーくんを見ながら、言った。 『穂乃嘉にきいてくれ。』