ドカッ。 泣きまくってるあたしの後ろで音がして、振り返ろうとすると、 突然!! ギュッとされた。 『だ…?』 あたしが言いかけたところで、 『おい…。大丈夫か…。』 とても優しい声がした。 『う、うん…。大…丈夫……』 あたしは、なぜか落ち着いて答えられた。 聞いた事のある声…。 『死なねぇーよ…俺は……。っつーか、死ねねぇーんだよ。…お前を1人に出来っかよ…。』 桐也の声…? この声…桐也だよね…?