『ごめんなさいね(笑)穂乃嘉ちゃん、寝ちゃったでしょ?あの時、バッグから学生証が落ちて、拾った時に誕生日見ちゃったのよ。』 桐也のお母さんは、明るく笑った。 『あ…いえ……(笑)それよりこのケーキ…は誰が…?』 あたしがきくと、 『俺、買いに行けねぇーから、夏津紀たちに買ってきて貰った!』 桐也はそう言って、鼻をこすったあと、 『あけてみ!』 そう言い、目の前のケーキを指さした。 あけると、