もう食べ終わったのか、恵里佳は弁当箱をしまいながら、こたえた。 『あたし寝ちゃっててさぁ(笑)ノート写させてくれるぅ?』 苦笑すると、 『うん↑良いよ(笑)』 恵里佳は、すぐにOKをしてくれた。 『不良だね(笑)不良!』 真緒美はそう言って笑った。 ―――――――――― 放課後。 あたしは、1人で帰り道を歩いていた。 先生に呼び出され、帰る時間が少し皆より遅れたせいか、帰り道には学校の生徒はいなかった。