徹夜に近い状況だったのに加え、泣き疲れたあたしはいつの間にか桐也の手を握ったまま、ベッドに寄りかかって眠ってしまった。 ―― 夢。――――― あたしはいつの間にか夢の中にいた。 暗闇の家の中で、あたしは体を丸めて座り泣いていた。 そこに、 『何泣いてんだよ(笑)』 何人かの人たちが部屋に入ってきて、その中の1人がきいた。