でも、少なくともあたしにとっては、かけがえのないメールだった。 桐也とのメールが、かけがえのないものになればなるだけ、あたしの中の何かが新しく変わっていってるかもしれないし、もしかしたら話し方とかが、中学生に戻ってるかもしれない。 けれど、あたしは桐也とまた話せる事になった事実だけが、嬉しくて仕方なかった。 変わっていることなどは何も考えず、ただ話せる事に、とても幸せを感じていた。