―― 春。――― あたしは、はれて大学生になった。 『行ってくるねぇ!』 あたしは母に言い、家を出た。 遅刻癖は、なかなか直らず、中学の時のように時間ギリギリに滑り込むのが、最近でも当たり前だ(笑) あたしはいつものようにバスと電車を乗り継ぎ、大学へ向かった。 駅から走って、大学に滑り込み、授業を適当に受けて、帰りはのんびりと帰る。 今日もそんな風に帰りは、のんびりと、電車に乗った。 “ 次は、〇〇、〇〇です。”