こっちむいて伏見!



すると彼はまだ笑いをこらえ切れないという表情をしながら、
自分を指差しながら答えた。


「あぁ、ごめん、ごめん。
俺、部長。幽霊部長やけど」



…え?


きょとんとするアタシに彼は話を始めた。


「俺は藤森 トモヤ。(フジノモリ トモヤ)
3年生で生徒会の渉外をしてんねんけどさ」



彼はアタシに自分の向かい側の席を指差して

「座って」

と促した。



アタシは小走りでその言われた席に着く。


「そんでね、
電脳部の部長ってことやけど、
まぁ、機械いじりは好きなほうやけど3年になって生徒会が
忙しなりすぎてほとんどクラブには顔出しできてへんねんけどさ」


ふーん、
でもこのひとが部長なら話も早いか…。


そう思いながら彼の話をうんうんとうなずきながら聞く。



「で、クラブの部員が俺とちょっと変わりモンの伏見って奴の2人だけ」