こっちむいて伏見!



そして
何か、先輩にキツイ一言でも言うのかとおもいきや、
それきり彼はうつむいてもう何も言わない。



先輩は呆気に取られて、
それから笑う。



「ああ、そしたら、
このあと約束あるから行くわ」


思い出したように先輩はそう言って部室から出て行った。


その姿にアタシは少し泣きそうになる。


本当に、
もう、
最後なんだなあって思って。