こっちむいて伏見!




「ところでさ、
本題」


先輩は片付いたテーブルの上に両手を組んでアタシを見る。


笑顔が、
消えた…?


その表情にどきっとする。


「オマエさ、俺と付き合っても
いいって言ったやんか?」


「…え?
どうして…、
そんなこと、今更ですか?」



「…もし
…伏見がオマエのこと
好きだったとしても?」


え?
なにそれ?


伏見なんかアタシのこと…。


「な、なに
冗談言ってんですか…。
伏見はアタシのこと、
なんとも思ってないんですよ?
それにアタシ、
もう伏見にも先輩と付き合うからって言ったし…」


なのにどうしてそんなこと言うんだろう。


アタシの迷いにカマかけてる?



でもそれは…
先輩もそれでもいいからって。


ゆっくり時間をかけて

…って言ってくれたし。