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「おーい、深草!」
3時間目の休み時間。
次の授業の用意を教室の後ろにある、
ロッカーから出していると廊下の窓からのほうからアタシを呼ぶ声が聞こえる。
ん?
アタシはふと視線を声のするほうへと向ける。
聞こえた方に、
開いた窓にもたれながら藤森先輩が手を振って笑っていた。
一緒にいたマユコがびっくりしてアタシの顔を見る。
「え?藤森先輩やん?」
「…え?
うん、別に…何にも…」
もしかしてあのときの返事のことだろうか。
困ったな…。
アタシは苦笑しながらごまかす。

