こっちむいて伏見!



伏見の考えていることがわからない。


アタシのこと、
嫌なんだったら先輩だってもう引退したんだから、
こうして部室にいることを止めろって言えるのに。



先輩があんなこと言って、
それからのことについても何も聞いてこないし。



まあ、だからって
アタシから言うのもなんか変な感じだし。


うーん、
でも興味ないのかもしれない。



とりあえず。
今は何気ない会話でもしたらいいかな。


何もなかったように。


「…先輩が抜けて
クラブ、どうなんの?」



こんな弱小クラブ、
今までやってこれたのは先輩が生徒会やってるからって
そう言ってたから。


引退してしまったらどうなるんだろう
って気になってはいた。



「……」



でも。


何も答えない。