部室の中央に丸テーブル。 先輩が腰掛けて両肘をついて話す。 「お茶でもいれましょうか?」 アタシはいつものようにお茶を用意しようと声をかける。 先輩が話しようとしているのに、 伏見は。 やっぱり背を向けていつものようにパソコンのキーボードを叩いている。 まあ、それもいつもの光景なんだけど。 窓の外からはやわらかい夕陽が差し込む。