少なくとも思ってないって、
ってことは、
メガネのアタシが可愛いって思ってくれてるの?
まさか…。
でも、
今、そう言ったよね…。
アタシは頭の中が混乱し始める。
そして自分の腕を見るとさっきから彼に掴まれたまま。
「…あっ!
ごめんっ!
違う、これは言葉のアヤであって…」
そう言うと同時にアタシから手も離した。
「…ワルイ」
うつむいて謝る伏見を見てなぜかこころの奥が締め付けられるような感じ。
なんで謝るのよ。
「どうして謝んのよ?」
気づけばそう言葉にしていた。
「おーい!伏見―っ?
ここのお客さんの占いは?」
仕切りの向こうで先輩の声がする。
その声に伏見はハッとした表情になる。
「はいっ!今いきます」

