「危ないやろっ!」 突然のその声と同時に伏見が慌ててやってきて、 アタシの手を掴んで電気ポットから離す。 床に熱湯がこぼれる。 ふたりして無言でそれを見つめる。 「……」 「……」 「オマエ、 見えてへんのやったらメガネかけろや!」 伏見はアタシの腕を掴んだまま、 怒りながら言う。