こっちむいて伏見!



「オマエも見たいよな?」


そして
伏見の肩を叩いて聞く。


「…別に…」


無愛想に横を向いて伏見は答える。

いかにも興味ないって感じ。


まあ、いいけどね。


伏見とは相変わらず、
なんとなく変な感じのまま。


なにが?
って聞かれるとわかんないんだけど。


どうもいつもの調子じゃないんだなあ。



「…じゃ、先輩も着替えてみてくださいよ?」


なんにしてもひとりこんなの着替えるのは恥ずかしいから、
先輩も一緒ならとそう言った。



「オッケー」


そう答えながら先輩も箱から、
いかにもって感じの黒のスーツを取り出す。



「じゃ、アタシちょっとトイレ行って着替えてきます」