伏見の困った顔が見える。
ふふん、
もっと困ればいいや。
散々、アタシのこと困らせたんだから。
あーそれにしても気持ち悪い。
アタシは立ち上がらせられたせいか、
また少し気持が悪くなってきた。
「違うっ…、
コイツは…」
なんだ?
伏見、まだ抵抗するってわけ?
ああ、彼らの会話がまた遠くに聞こえる。
しっかりしなきゃ。
「……っ!!」
「……」
ああ、言い争う声が聞こえるけど、
なんかもうどうでもよくなってきた。
「じゃあ、
オマエらがそうなんやったら始めっからそう言えやなっ!」
「アホらしい!」
そんな吐き捨てるようなセリフが聞こえた。
そしてさっきまでアタシに声をかけていた、
彼らの後ろ姿が見えた。
あれ?
どっか行った?
なんで?

